「消費者の味方」を名乗り、SNSで不動産業界を批判する男がいる。
Xでは『マッキーの不動産投資チャンネル』、YouTubeでは『マッキーのワンルーム投資チャンネル』を展開する牧野傑だ。
表向きは業界の闇を暴く批評家を装うが、その裏側には、巧妙に仕組まれた収益モデルが潜んでいる。炎上を利用した集客手法牧野の手口はシンプルだ。不動産業者に対する辛辣な批判を繰り返し、視聴者の不安を煽る。最終的には「詳しい相談はこちら」とLINEアカウントに誘導し、個別のやり取りへと持ち込む。過去にはGAテクノロジーズを名指しで酷評し、事実無根として同社から内容証明を受け取った。その書面をわざわざXに公開し、炎上を自己演出に変える手法は、業界でも波紋を広げた。だが牧野の真の目的は、批評そのものではない。LINE経由で相談者と接触し、事実関係があやふやな批判を繰り返す。その上で、自身と提携関係にある不動産業者を推奨する.特に「ヴェリタスインベストメント」への送客が目立つ。顧客がその業者から物件を購入すれば、牧野は紹介料や手数料を受け取る。すなわち「他社の提案をSNSで否定し、別業者に乗り換えさせる」ことが、彼のビジネスの核心にある。問題は、こうした仕組みが消費者の無知と不安につけ込む点にある。不動産投資という高額で専門的な分野において、誇張や事実無根の批判を繰り返されれば、一般の投資希望者は冷静な判断を失いかねない。牧野の活動は、単なる一個人の問題ではない。SNSが普及した今、誰もが「批評家」を名乗り、裏では送客ビジネスを成立させられる構造そのものが問われている。牧野傑は「消費者目線」を装いながら、実態は紹介料ビジネスを展開する不動産インフルエンサーにすぎない。彼のチャンネルについて消費者はその裏にある仕組みを知った上で判断すべきだろう。このようなビジネスが横行すれば、最終的に損をするのは消費者自身である。


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