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「チーム忍者」摘発 首都圏で100件超の大規模銅線窃盗、総額2,500万円の被害 組織と建設業界の闇、その背後に何が?


2025年4月28日、警視庁捜査3課は、首都圏の新築建設現場を標的にした大規模な銅線窃盗事件で、「チーム忍者」と自称する犯罪グループのリーダー格、飯島史也容疑者(23歳、埼玉県越谷市)と猿川光汰容疑者(22歳、埼玉県春日部市)を窃盗および建造物侵入の疑いで逮捕した。容疑者はいずれも20代前半で、職業は無職または不詳。

2025年1月に東京都足立区の新築マンション建設現場で、飯島容疑者と猿川容疑者が共謀し銅線18点、約26万円相当の銅線を盗んだ事件をきっかけに、防犯カメラの映像や現場に残された証拠品から容疑者が特定され、逮捕に至った。

この足立区で起きた窃盗事件を端緒に、防犯カメラの映像解析や現場に残された工具などの証拠品から飯島、猿川両容疑者を特定した。グループは2024年3月から約1年間で100件以上、総額約2,500万円相当の銅線を盗んだ疑いがあり、業界に大変深刻な打撃を与えている。

〈「チーム忍者」の全貌 大掛かりな集団犯罪 トクリュウとの位置づけは〉

「チーム忍者」は、埼玉県越谷市や春日部市を拠点とする20代前半の地元若者による大胆な窃盗グループ。

東京都、埼玉県、千葉県の新築マンションや住宅の建設現場を標的に、電気配線に欠かせない銅線を組織的に盗み出していた。

グループ名「チーム忍者」は、夜間に身軽かつ迅速に犯行を行う様子を忍者に例えたものとみられる。また、株式会社コーエーテクモゲームスのゲームソフト開発チームの名前でもある。

リーダー格の飯島史也容疑者(23歳)、猿川光汰容疑者(22歳)ほか男性3名でグループを結成したということがわかっているが、複数人の未逮捕メンバーがいると見られている。

猿川光汰容疑者の顔画像は公式には公開されていない。

2024年3月~2025年1月に渡り犯行を繰り返していた。被害規模は約100件、総額2,500万円相当に上る。

LINEグループを活用し、犯行計画や情報共有を徹底していた。

役割分担による高い組織性が際立つ。
飯島容疑者は地元で顔の利くリーダーとしてグループを統率し、猿川容疑者は実行犯の一人として犯行に加担していたようだ。

警視庁は、グループの全容解明に向けて他のメンバーの特定を急いでいる。

〈巧妙な犯行手口 建設現場を狙った「忍者」の暗躍〉

チーム忍者の犯行は、計画性と大胆さにある。彼らが標的としたのは、新築のマンションや住宅の建設現場に保管された高価な銅線。
銅は電気自動車や再生可能エネルギー関連の需要急増により、2024~2025年に国際市場で価格が急騰(1kgあたり1,000円以上)。盗まれた銅線はスクラップ業者に売却され、高額な利益を生んでいたとみられる。

〈犯行はまずターゲット選定から始まる〉

無人かつ警備の薄い新築建設現場を事前に下見。警備カメラの死角や夜間の管理体制の甘さを徹底的に調査してから夜間や早朝に複数人で現場に侵入。銅線を切断し、運搬しやすい形に加工。
見張り役、運搬役、加工役など役割分担で効率的に実行していた。

〈建設業界に広がる深刻な影響〜工期は遅れ追加コスト発生〉

警視庁によると、チーム忍者は首都圏で約100件の銅線窃盗を繰り返し、被害総額は約2,500万円に上る。
被害は東京都足立区、埼玉県、千葉県の建設現場に及び、地域経済にも間接的な打撃を与えている。

「引き渡し予定が数カ月ずれ込む現場も出ている」など、電気工事に不可欠な銅線が不足し、工事スケジュールに遅れが生じている建設現場からはやり場のない怒りの声が聞こえてくる。

盗まれた銅線の再調達や、警備強化のための監視カメラ設置、警備員雇用などで費用が膨らむとなれば、新築物件の供給遅延が続き、住宅購入を待つ購入者にも影響が及ぶ可能性があり、建設業界関係者は「銅線窃盗は単なる物盗りではなく、業界全体の信頼と経済に影響する重大な犯罪」と危機感を募らせる。

〈なぜ「チーム忍者」のような犯罪グループが現れたのか。売却ルートの追跡〜業界の甘さ〉

盗まれた銅線がスクラップ業者に流れ、どのように現金化されたかを追及するとともにスクラップ業者そのものの管理体制の甘さも問題視される。

2024~2025年に銅の国際市場価格が急上昇。スクラップとしての売却価値が高まり、窃盗のうま味が増したところにある。

建設現場の脆弱性も指摘される。夜間の無人現場や警備の甘さが犯罪を誘発。業界関係者は「予算の都合で警備を削減せざるを得ない現場も多い」と明かす。

LINEのグループチャットを利用した情報共有や役割分担により、素人集団とは思えない効率性を実現したのには驚きの声が上がる。

〈LINEのグループチャットが建設業界によって違法行為に使われる例〉

2023年、東京外かく環状道路工事に伴う調布市東つつじヶ丘付近の相次ぐ地表陥没事故現場付近の地盤改良工事をめぐり、施工を行う鹿島建設JV(共同企業体)が住民の行動を監視・盗撮した上に蔑称を用いてLINEのグループチャット(文字会話)で情報共有をしていた事案があった。
建設業界が起こした悪質行為にLINEのグループチャットが使われていた前例として紹介する。

〈監視技術の導入と法整備を求める声〉

建設業界の内部情報(現場の警備状況や銅線の保管場所)がグループに漏れていた可能性も囁かれる。
業界団体は、監視カメラの増設、夜間巡回の強化、銅線の施錠保管といった対策を急ぐ。

一部の企業は、ドローンやAIを活用した警備システムの導入を検討中という。
むしろこうしたきっかけによって業界がこぞって導入を急いでいる背景が見受けられる。

現行の窃盗罪(刑法235条、7年以下の懲役)では、組織的な犯罪の抑止に限界があるとの声が強い。被害額や社会的影響を考慮した罰則強化や、組織犯罪に特化した特別法の制定を求める意見が浮上している。

〈疑いの声 建設業界と闇の繋がりが浮上〉

チーム忍者の犯行がこれほど大規模かつ計画的だった背景には、建設業界の構造的な問題が指摘される。

夜間の無人現場や警備の甘さは業界全体の課題だが、一部では「内部情報の漏洩」を疑う声もある。

警視庁は、容疑者と建設業界関係者との接点を調査中だが、現時点で明確な証拠は公表されていない。


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