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【解説】根本りょうすけの年金問題シリーズ 第1弾|年金制度の現状と問題点を総まとめ


こんにちは!今回は、待望の年金シリーズ第1弾です。

年金制度の基礎知識から、なぜ「年金は大丈夫」とする論調が誤りなのか、徹底解説していきます。

1. 年金制度の基本構造

まず、年金制度は大きく分けて2種類あります。

公的年金:国や自治体が運営(国民年金・厚生年金・共済年金)

私的年金:民間企業が提供(個人年金保険や企業年金など)

公的年金の中身
国民年金:全員が対象、月額1万6000円程度を40年間納めると月6.6万円支給

厚生年金:会社員・公務員向け。給料に応じて支給額が増加

共済年金:公務員や私学教職員向け(現在は厚生年金に統合)

私的年金の注意点
運用リスクがあり、詐欺事件(AIJ事件)のような問題も発生。

2. 現役世代→高齢者への「付加方式」の仕組み

年金制度は「付加方式(現役→高齢者)」というネズミ講的な仕組み。

今の現役世代が支払う保険料で、今の高齢者へ年金を給付。

しかし少子高齢化により、支える現役世代の数が急減している。

積立方式(自分で積み立てた分を老後に受け取る)が理想だが、日本は採用していない。

3. 年金は「保険」だが、国がごまかしている現実

年金は本来「保険」であり、足りないなら保険料を上げるべき。 しかし、

財務省が消費税を上げる口実として年金問題を利用。

消費税を「社会保障のため」と称して増税、実際は大企業に優遇措置を与えている。

財務省・厚労省・経団連が結託して国民負担を強化。

4. 年金未納問題の誤解

よく「国民年金の納付率が4割しかない!」と言われますが、これは誤り。

未納扱いの多くは学生免除者・低収入者免除のため。

本当に納めるべき人で未納なのは3%程度しかいない。

5. 年金財源の危機

現在、年金財源の約半分は税金(国庫負担)でまかなわれています。

もはや「保険料だけで年金を支える」という本来の建前は崩壊。

保険料引き上げではなく、消費税増税に頼る異常事態。

6. GPIF問題(積立金の危うさ)

2014年以降、年金積立金(GPIF)は国内債権から海外株式中心に運用変更。

外国株バブルで積立金は増えたが、リスク高騰。

将来株式市場が暴落すれば、年金財源に深刻な打撃。

国民の年金資金が海外に流出(キャピタルフライト状態)。

7. 少子高齢化と支え手の減少

現在、現役2人で高齢者1人を支える時代。

2050年には1.3人で1人を支える異常状態に。

高橋洋一氏は「所得が上がるから問題ない」と主張するが、経済成長していないため全く楽観できない。

8. 生活保護との逆転現象

満額国民年金(月6.6万円)より、生活保護(月10〜13万円)の方が手取りが多い。

「年金払わず生活保護でいいや」という発想が広がり、制度全体が崩壊リスクに晒されている。

まとめ|年金は安全か?

結論として、

日本の年金制度は極めて危うい。

過去の政治判断ミスと、現在の制度設計の欠陥が積み重なった結果。

積立金増加や一時的な安定は、外国株バブルによる「見せかけ」にすぎない。

本当の危機はこれから。

コラムニスト:根本 良輔(ねもと りょうすけ、1994年6月21日)
東京都練馬区出身。くりのみ保育園、大泉南小学校、大泉第二中学校卒業。石神井高校、芝浦工業大学を卒業後、東京大学大学院へ進学し(のち中退)、電気工学の研究に従事する。会社経営者、政治活動家、つばさの党幹事長。二児の父。

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