「忖度」無しの報道 "なんか"日本の報道に違和感を感じている人へ ちょっとクセあり番組だけど フォローしたら良いことあるかも?
近年、日本でも陰謀論や国際金融資本に関する言説が注目されているが、その中心的存在として語られることの多い「ロスチャイルド家」。その正体は何なのか?本稿では、林千勝氏の著書『ザ・ロスチャイルド』をベースに、初代マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの登場から世界的金融ネットワークの形成、そして現在まで続く影響力について解説する。
ロスチャイルド家の歴史は、18世紀のドイツ・フランクフルトのユダヤ人居住区「ゲットー」から始まる。
初代マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは、金融業・両替業を営む家に生まれ、当時差別され職業制限を受けていたユダヤ人として、限られた分野で地歩を築く。
“ロスチャイルド”の語源は「赤い盾(Rot Schild)」であり、彼の家の表札に由来する。ユダヤ人差別の中でも、金貸しという極めて儲かる職業に目をつけたことが、のちの巨大財閥形成の礎となる。
マイヤーは当時の貴族ビルヘルム9世と関係を築き、軍資金の管理を任されたことで巨額の利益を得る。また、郵便を通じた情報収集ネットワークを確立し、「情報の独占」=「金融支配」のモデルを確立。これは現代の金融市場におけるインサイダー情報やヘッジファンドの先駆け的発想だった。
マイヤーには5人の息子がいた。彼らを以下の都市に分散派遣し、ロスチャイルド家の「五大拠点体制」を構築した:
ロンドン(ネイサン)
フランクフルト(アムシェル)
ウィーン(サロモン)
ナポリ(カール)
パリ(ジェームズ)
これにより、ヨーロッパ全土に金融ネットワークを張り巡らせ、迅速な資金移動と情報連携を実現。各国の王室・政府と直接つながり、戦争資金や国家債務の管理に深く関与していく。
象徴的な逸話が、1815年のワーテルローの戦いだ。ネイサン・ロスチャイルドは戦況をいち早く知ると、「イギリス敗北」の噂を流し、英国債が暴落したところで買い占めた。結果、実際にはイギリスが勝利し、国債は高騰。この情報操作により莫大な利益を得たと言われている。
19世紀に入り、ロスチャイルド家は物品商から完全な金融業へとシフト。金融・国債・戦争債券といった国家の命運を握るビジネスに特化し、イングランド銀行やオーストリア皇帝からも特権を受けるに至った。
さらに、結婚政策を活用し、ユダヤ人同士や有力財閥との婚姻を繰り返すことで、血縁・権力・資本の統合を図る。いわゆる“財閥結婚”の極致とも言える。
ロスチャイルド家は遺産の公開を避け、財産を一族内で秘密裏に集中管理する徹底したクローズド戦略を採用。男子のみに相続・経営参加を許す「男系家長制」を敷き、意思決定の一貫性と資本集中を維持した。
また、いとこ婚などを推奨し、資産の分散を防いだ。これは遺伝的なリスクを伴いながらも、財閥としての純血性と経済的安定性を優先するという徹底ぶりである。
現在、ロスチャイルド家の影響力はかつてほどではないとされるが、その名が世界的な金融支配やディープステートの象徴として語られるのには理由がある。
ユダヤ人ネットワークの結束力
グローバルな資本連携
情報と金を武器にした政治干渉
これらはすべて、現代の資本主義体制に影のように残り続けている。
興味深いのは、共産主義の父・カール・マルクスがロスチャイルド家と血縁関係にあったという説だ。フィリップス創業家の血筋とマルクスの家系が繋がっており、ロスチャイルドの資金支援がマルクスの活動を支えた可能性があるという。この説が事実であれば、資本主義と反資本主義の両面をロスチャイルド家が押さえていたことになる。
ロスチャイルド家の歴史は、単なる“金持ち一族”の物語ではない。国家を超えた資本ネットワークが、いかにして情報・戦争・政治を動かしてきたか、その構造的リアリズムを私たちは学ぶべきだろう。
表向きには“陰謀論”とされる内容も、歴史を丹念に追えば、むしろ現実の延長に見えてくる。
真実を知るためには、教科書に書かれていない歴史を自ら学び、考え続ける姿勢こそが求められている。
コラムニスト:根本 良輔(ねもと りょうすけ、1994年6月21日)
東京都練馬区出身。くりのみ保育園、大泉南小学校、大泉第二中学校卒業。石神井高校、芝浦工業大学を卒業後、東京大学大学院へ進学し(のち中退)、電気工学の研究に従事する。会社経営者、政治活動家、つばさの党幹事長。二児の父。
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