「忖度」無しの報道 "なんか"日本の報道に違和感を感じている人へ ちょっとクセあり番組だけど フォローしたら良いことあるかも?
2023年、東京地裁が統一協会に対して解散命令を出したことで、カルト宗教と政治の関係に対する世論の関心が再燃しました。しかし、統一協会以上に深く、そして静かに日本社会に入り込んでいる組織があることをご存知でしょうか?それが、「日本会議」です。
この組織は宗教法人ではありませんが、神道系・仏教系の保守宗教団体が連携してつくる、事実上の“カルト的宗教連合体”といえます。
今回は、この日本会議の実態と政治への影響、そしてその危険性について詳しく解説していきます。
日本会議は、戦後日本における憲法改正、緊急事態条項の導入、天皇制の強化などを目指す保守系団体の連合体です。
発足の源流は、「生長の家」(谷口雅春)という宗教団体にあり、その思想は“戦前の日本への回帰”です。
「もう一度あの時代を」――それは敗戦を正当化し、日本を再び戦争できる国にしようとする危険な野望です。
日本会議は、以下のような宗教系団体を中心に構成されています:
・神道系:神社本庁、伊勢神宮、明治神宮など
・仏教系:仏所護念会教団(仏所護)、霊友会など
・その他:生長の家原理主義派など
これらは宗教団体でありながら、明確な政治的目的――憲法改正・戦前回帰・徴兵制復活などを共有しています。
日本会議の影響力が顕著に現れているのが、自民党との関係です。
以下の議員は、日本会議と関係が深く、あるいはその影響を受けたとされる政治家です:
・安倍晋三(故人)
・岸田文雄
・高市早苗
・稲田朋美
・加藤勝信
・下村博文
・山谷えり子
・石破茂 ほか多数
これらの議員の多くが「緊急事態条項」や「憲法改正」に積極的であることは偶然ではありません。
日本会議が最も危険とされるのは、「戦争を可能にする国造り」を目指している点です。
・徴兵制の復活
・緊急事態条項の導入
・「戦える国」への転換
こうした主張は、もはや憲法の理念を否定し、民主主義を覆すものであり、まさに“国家改造運動”と呼ぶにふさわしいでしょう。
日本会議が恐ろしいのは、政治エリートだけでなく、地方議会をも掌握し始めている点です。
彼らは「元号法」や「緊急事態条項」などに関する意見書を、全国1632の市町村と46の県議会に提出させる運動を成功させています。
これは、戦後最強の宗教ロビー活動といっても過言ではありません。
彼らの“反知性主義”に対抗するには、次の3点が重要です:
・真実を知ること(例:菅野完『日本会議の研究』、青木理『日本会議の正体』)
・正しい知識を拡散すること
・市民レベルでの草の根運動を展開すること
彼らの手法は巧妙で、ある意味“民主主義の武器”を逆手に取っています。だからこそ、我々も草の根の動きで対抗するしかありません。
統一協会や創価学会ばかりが目立ちますが、真に危険なのは、日本会議のような静かに根を張る勢力です。彼らが求めるのは、「平和」ではなく「統制」。「民主主義」ではなく「支配」です。
この国の未来を決めるのは、あなたの「無関心」かもしれません。
コラムニスト:根本 良輔(ねもと りょうすけ、1994年6月21日)
東京都練馬区出身。くりのみ保育園、大泉南小学校、大泉第二中学校卒業。石神井高校、芝浦工業大学を卒業後、東京大学大学院へ進学し(のち中退)、電気工学の研究に従事する。会社経営者、政治活動家、つばさの党幹事長。二児の父。
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