「忖度」無しの報道 "なんか"日本の報道に違和感を感じている人へ ちょっとクセあり番組だけど フォローしたら良いことあるかも?
2025年、ゴールデンウィーク真っ只中の5月4日。横浜・Neked Loftで開催されたトークイベントに現れた真須美死刑囚の長男・林コウジ氏(仮名)。
会場では、コウジ氏の友人というロックバンド「the band apart」の原昌和氏(47)、そしてホラー映画監督である住倉カオス氏(55)が司会という異色対談。
林「毎日マスコミを家に呼んで『飯食え』。まぁ、優しい男なんですね。お話し好きみたいな。ある日マスコミの一人が『何で林さんこんな豪邸に仕事もしないで住めるんですか?』と、そこでマスコミに保険金詐欺のスキームを喋ったんです。」
一同「ああ〜」
KJ(林健治氏の愛称)が睡眠薬飲んでバイクを運転し電信柱に追突すれば300万円貰える。」で、平日は競輪、週末はマージャン。
林「マスコミも『林さんのことを信じているからここ(林家)で飯食っているんですよ』なんて上手に言いながら翌日には一面でトップですよ。」
住倉氏「迂闊ですねぇ。」
林「悪いことをしているって思ってないです。自分の体傷付けて」
原「ライフハック的な」一同苦笑。
林「錬金術ですね」
住倉氏「世間的にはがっつり詐欺になっちゃうんだけど」
林「当時関西独特というか、不謹慎も超えすぎなければ面白いみたいな風潮があった。穴掘って人を埋めたりセクハラをしたりだとか。東京も同じかな?そういう時代背景。林家にもそういうものがあった。舎弟みたいな者がいて、『おい、バイクで行って来いや』。電信柱ぶつかって300万円、みたいな。ちょっと面白がってやっていた部分もあった。」
住倉「独特の価値観が裏目に出てしまった…」
住倉「林真須美死刑囚自体は冤罪かどうかわからない、物証が出てこないみたいなものがあるけど、僕らからだと普通に保険金詐欺の報道が出た時には『あぁ、間違いないな』と思っちゃいましたよね。」
林「(保険金詐欺)一部、やってるにはやってるんです。全部やっているわけではないです。で母は60代くらいの新人類って言われるような、日本でイケイケのバブルを経験して、教育はより良いところへ、就職も一流企業に勤めなさいという洗礼を受けています。金こそが全て。家で飼っていたゴールデンレトリバーの名前がキンなんです。」
会場苦笑。
林「KJの時代は、外車乗って、ロレックス付けて、18金のネックレス巻いて、こういうのがステイタスだったんですよね。」
住倉「気持ち的にはお母さんはやったと思いますか?」
林「やる意味がない。成功を掴んでいるのにわざわざカレーに毒を入れて何十人の人に被害を与える意味がない。」
住倉「その人達に保険かけているわけではないんですよね?」
林「はい。もし仮にやったんだとしたら、いたずら心で殺意が立証できない過失致死(傷害致死)だと思う。検察とかの証拠を見てもあまり殺意に繋がる動機が見えてこないんですよね。殺意の無い殺人みたいな。無理な話になってしまう。当時、いつものようにTVでよしもとを観て、いつものようにカラオケに行って普通にやっている母親の姿をみると到底やっているとは思えない。」
原「当時カラオケに行ってたんだね?カラオケの帰り、祭会場通るじゃない?そこで救急車とか来てたの?」
林「そうですね。まだ飲んでるんだ、酔っぱらいが喧嘩してんのかな、っていう感覚で家に帰って次の日テレビみたらもうえらい騒ぎで。」
住倉「ぼくらが観ている林真須美は、切り取られて、こんなことをしでかしたのに報道陣に水をかけて笑っている“シリアル・キラー”みたいな編集されたもの。」
住倉「今、林真須美死刑囚が大阪拘置所に収監されていて、残された家族の側としては、林真須美の息子だって顔バレしてから、色々ありましたよね?」
林「マスコミが学校の門にカメラを持っているとか。(その後)転々と家を引っ越すんですけど、当時のマスコミは裏技みたいなことをするんですよね。」
角倉「戸籍謄本取ってっちゃう?」
林「はい、そこから姉の住所もバレて、追いかけ回すみたいな。」
角倉「子供たちを追っかけて何を聞き出そうとしてたの?」
林「母親が当時のマスコミを訴えたんですよね?(当時長女は)女子高に入学して入学式のときにカメラマンがカメラ向けている。そしたらネットで、そこに林真須美の娘が入学するって広がり、姉は登校拒否に。で、週刊誌側を訴えたら、当時においては、裁判所は『重大事件の容疑者の子供のその後は、一定の公益性がある』として訴えは退けられた。」
一同「ひえー」
林「大きな事件の容疑者の子供のその後は読者にも伝える価値がある、読む価値があると判断された。」
角倉「何年くらいの話ですか?」
林「事件(1998年)から3,4年くらい後の話です。」
住倉「アンチの方、居ますか?
もう林真須美長男許せない!とか。」
林「ニーチェのアイコンの方からメッセージが届いて、『お前は犬以下の人間だ』って。『僕は猫派なんで猫以下の人間だ、と言われたら受け入れますよ。』って返したら『笑わせるな』って。一応笑ってくれたかと。映画やるとなると、『売名行為だ』と。顔も名前も出してないけど『売名行為』。(会場笑)」
住倉「売名する理由が無い。日常生活に支障をきたすからね。(会場笑)」
林「(SNSで)1日200件くらい『死ね』って来るんで。例えばビール飲んでると発信すると、『お前ごときが何ビール飲んでんのかよ』と。」
原「味わうなと?」
林「笑うな楽しむな、表出てくんなというのが度々来るんで。あんまり発信しなくなっちゃったんですよね。」
原「仮に、被害者の方が『死ね』って言って来るんだったら複雑な心境にはなるだろうに。」
住倉「でも大体の人は関係ないでしょう。」
原「でも関係ない人だからこそ、どうしてそんなに(ヘイトの)熱意があるのかっていう。」
林「家(実家)まで燃やしにいく人がいるくらいですから。正義感の強い人が。月光仮面の格好とかして」
林真須美は現在、大阪拘置所で“訴訟”に没頭しているという。インクが切れるまで訴状を書き、「負けても控訴。許さん」と言い続けるその姿に、息子は複雑な思いを抱く。
「赤いタオルを差し入れしたら“久しぶりに赤を見た”と喜んでました」
もし真須美が保釈されたらどのようなことをするだろうか?
林「普通にお酒を酌み交わし、おしゃべりをしたいですね。」
当時ミキハウスをよく着ていた林家。
「子供の名前がみんな頭文字M。だからM.Hのプリントが『自分のや』って着ていたんですよね。」
コウジ氏「某大手メディア新聞記者、高学歴であろうその人に、『お母さんの手作りで何が好きでしたか』という質問に僕が、かやくご飯って答えたんです。かやくご飯って西日本で言う炊き込みご飯です。これを記者がフフフッと笑いまして『かやくご飯は加える薬と書いて加薬ご飯って言うんですよ。』って知って。」
林「母親は、大阪拘置所に紀州ドン・ファン殺人事件の容疑者である須藤早貴が入ってきたことを知っていて『あんた!須藤早貴と結婚したらええで』などと言ってたんですよ『それはあかん』て。」
会場、一同苦笑。笑うに笑えないブラックジョーク。
林「母親は須藤早貴と文通はできますから」
須藤早貴と真須美は文通することもできるという。(※一般的に全ての拘置所収容者に認められていることではない。)
2024年12月26日に同じ女性死刑囚である、青酸カリ毒物連続殺人事件をおこした筧千佐子が獄中死する。
晩期は認知症で、亡くなる前日まで拘置所で歌を歌っていた。
真須美「ようやく静かになったわ」とだけ言ったという。
昔はドラマで検察は正義の味方、ヒーローだというイメージがあったが、今、母親が死刑囚となり、それが冤罪かも知れないという壁にぶち当たった時、検察がたとえ間違ったとして、次は誰が“ヒーロー”になるのか?日本の司法にはここが欠けている。
「検察が間違った時、次に正義を証明する“ヒーロー”がいない。それが今の司法の最大の欠陥だと思うんです」
再審法という制度があるが、当時の証拠を果たして出せるかという問題がある。
コウジ氏は、この事件の謎が解明されるのは、最悪林真須美死刑囚が死刑執行されたあととも考えた。現在林真須美死刑囚は大阪拘置所で刑が執行されるのを待つ状態が続いている。
決定的な証拠がない今現在、林真須美の再審請求は宙に浮いたままだ。
カレー事件の冤罪―それは、真相が未解明のまま“メディアによる信頼性が失われたまま封印された日本の縮図かもしれない。
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