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【根本良輔の徹底解説】無実の人間が殺されかけた現実──「仁保事件」と「松山事件」から見る日本の司法の闇


こんにちは。今回は、戦後日本の冤罪史に残る2つの事件――仁保事件と松山事件――を通じて、日本の司法制度に潜む構造的な問題を明らかにしていきます。

これらの事件は、証拠のないままに警察と検察によって自白を強要され、裁判所により死刑判決が下されたという、国家ぐるみの「冤罪製造機構」の存在を示しています。

仁保事件:証拠ゼロ、5ヶ月の違法拘束と拷問で死刑判決

1954年、山口県仁保村で6人が殺害され7700円が奪われる強盗殺人事件が発生。
警察は無実の岡部さんを、住居侵入罪と窃盗罪による「別件逮捕」で拘束し、物的証拠がないまま、弁護士も不在のまま5ヶ月間にわたる違法拘束と拷問を行いました。

暴力で心を折る“取り調べ”

岡部さんは次のような拷問を受け続けました:

正座を強いられ、口から出血

寒い冬に水をかけて内輪であおぐ水攻め

絶食や長時間拘束

別件逮捕を繰り返して逃げ道を奪う

録音された取り調べ音声には岡部さんの悲鳴も記録されていましたが、提出されたのは警察に都合の良い部分だけ。悲鳴の箇所は削除された疑いが極めて濃厚です。

弁護人の選任は4ヶ月間放置され、岡部さんは孤立無援のまま取り調べを受け続けました。

検察と裁判所の“分業型冤罪製造”

警察が暴力で作り上げた虚偽の自白は、検察によって追認されます。
検察は直接の暴力を避ける一方で、「警察では暴力を受けていませんよね?」という“形式確認”だけを行い、「任意の自白」として採用されるのです。

さらに、岡部さんが「実は警察に殴られて無理やり自白した」と証言すれば、その情報は検察から警察へ筒抜け。
結果、警察からの報復が待っているため、誰も真実を言えない構造ができあがっていました。

裁判所の責任は極めて重大

一審では警察の手法に若干の批判があったものの、控訴審では拷問すら肯定されました。
これにより岡部さんは18年間の人生を奪われ、ようやく無罪が確定したのは事件から20年近く経ってからのことでした。

松山事件:血痕ゼロの衣服、無理筋の自白で死刑判決

1955年、宮城県松山町で4人が殺害された放火殺人事件が発生。
斎藤さんという無実の男性が別件逮捕され、やはり虚偽の自白を強要されました。

彼は「この通りに言えば罪が軽くなる」「裁判では好きなことを言っていいから」と言われ、捜査側の用意した調書にサインしてしまいます。

明らかにおかしい“物的証拠”

検察は斎藤さんに対し死刑を求刑しましたが、物的証拠は存在しませんでした。

具体的には:

  • 犯行直後の衣服に血痕ゼロ
  • 被害者の血液がついているはずの布団にも血痕なし
  • 冬の宮城県で“濡れた衣服のまま2時間休憩”という自白内容

これらの矛盾にもかかわらず、検察は重要な鑑定書(平塚鑑定)を隠蔽。
裁判所もそれを無視し、死刑判決を下しました。

再現実験が示した“自白の嘘”

最新請求後の再現実験では、弁護士が同じ状況を再現しようとしたものの、わずか10分で顔面蒼白となり中止。
濡れた衣服で2時間屋外にいたというのは、物理的に不可能だったのです。

無罪確定まで29年

斎藤さんが無罪を勝ち取るには実に29年もの時間がかかりました。
その間、いつ死刑が執行されるかも分からない状況に置かれていたのです。

冤罪は過去の話ではない──今も続く「別件逮捕」と「密室自白」

これらの事件は過去のものではありません。
現在も、別件逮捕や弁護士不在の長期取調べ、検察の証拠隠し、裁判所による追認は存在しています。

そしてその被害者は、いつでも「私たち」になりうるのです。

このままでは「心ある人」から潰されていく

冤罪は市民だけの問題ではありません。国家にとって都合の悪い「心ある政治家」「内部告発者」も、同じ構造で潰されていきます。

警察がシナリオをつくる

検察がそれを認定する

裁判所が確定させる

この三位一体の冤罪製造機構を止めるには、私たちの声しかありません。

「知った以上、黙るな」

司法の腐敗は、見て見ぬふりをすれば必ず拡大します。

無実の人間が死刑判決を受ける

・裁判所が証拠を無視する

・国家が暴力で真実をねじ伏せる

これが現実です。

だから、声を上げてください。これは、あなた自身の未来のためでもあるのです。


コラムニスト:根本 良輔(ねもと りょうすけ、1994年6月21日)
東京都練馬区出身。くりのみ保育園、大泉南小学校、大泉第二中学校卒業。石神井高校、芝浦工業大学を卒業後、東京大学大学院へ進学し(のち中退)、電気工学の研究に従事する。会社経営者、政治活動家、つばさの党幹事長。二児の父。

根本良輔 X
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Youtube
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