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【独占追跡】フジテレビの“新任取締役候補”に黒い影 30億円“儲け逃げ”とレイジングブル事件の深い闇


テレビ局の未来が、いま大きな岐路に立たされている。
フジテレビの親会社「フジ・メディア・ホールディングス」は、6月25日に開催される株主総会に向け、取締役の改選を控えている。注目を集めているのは、米系ファンド「ダルトン・インベストメンツ」が提案した取締役候補のひとり、木野瀬裕太(きのせ・ゆうた)氏だ。
「会社提案か、株主提案かではなく、“誰が最適か”で選んでほしい」――。そう呼びかけるダルトンだが、その木野瀬氏の過去を調べていくと、とても“クリーン”とは言い難い実態が浮かび上がってくる。

■巨額詐欺事件“レイジングブル”に浮かぶ木野瀬氏の名

いまも金融業界に深い爪痕を残す「レイジングブル事件」。その構図は、古典的なポンジ・スキーム(自転車操業型詐欺)だった。
RB社ことレイジング・ブル合同会社は、あたかもSBI証券と密接な関係があるかのように装い、IPO株への優先的な投資案件を匂わせ、投資家たちから数百億円単位の資金をかき集めた。しかし、実態は嘘にまみれた資金回し。オウケイウェイヴ社をはじめ、多くの投資家が資金を回収できぬまま泣き寝入りとなった。
そんな中、同事件の中で最も巨額の利益を手にした投資家のひとりが木野瀬氏である。

■「28億円の利益」その裏で何があったのか

関係者の証言と独自に入手した入出金履歴から明らかになったのは、木野瀬氏が代表を務める都内の投資会社がRB社に約50億円を出資し、78億円近くの出金を受けていたという事実。実に28億円超の利益を得た計算になる。
さらに現在、木野瀬氏はRB社の破産管財人から「二桁億円規模の不当利得返還請求」訴訟を受けている真っ最中だ。破産手続き中の企業から得た資金について、不当利得として返還義務が問われているのである。
本人は「裁判所の判断に従う」とコメントしているが、重大な事実を軽く受け流しているようにも聞こえる。

■“主犯と親しい”異例の関係性

さらに看過できないのは、木野瀬氏とRB社の実質的経営者スニール・ジー・サドワニ氏との関係だ。
「スニール氏は詐欺の首謀者であり、事件発覚直後に国外逃亡。そのスニールと木野瀬氏は以前から極めて親密な間柄だった」(金融記者)
これが事実ならば、木野瀬氏が“善意の第三者”としてRB社に騙された被害者であるとする説明は成立しない。むしろ、意図的に“儲け逃げ”を図ったのではないか、という疑念が拭えない。

■公共メディアの「番人」に相応しいのか?

フジ・メディア・ホールディングスの株主総会に向け、ダルトン側は「オールスターチームを構成する必要がある」と株主へ呼びかけている。だが、もしその“スター候補”の一人が、詐欺事件の渦中にあり、巨額利益を得た疑いが強く、かつ訴訟中の人物であれば、これは明らかな逆風となるだろう。
フジテレビといえば、報道・番組制作において高い公共性と社会的責任を背負う存在だ。その経営陣に、いまだ事件の精算すら終えていない人物を据えることに、視聴者やスポンサーがどう反応するか――想像に難くない。

■「改革」の名のもとに問われるガバナンス

取締役の選任に関する議案は、もはや株主間の内輪の論争ではない。公共性を帯びるメディア企業において、「誰がこの企業の舵取りにふさわしいのか」という判断が、いままさに突きつけられている。
「レイジングブル事件」は、いまだ多くの謎を残したまま。主犯は逃亡中、被害者は沈黙し、“勝ち逃げ”した者は要職へ――そんな現実を、我々は見過ごしていいのだろうか。


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