石破茂氏が自民党総裁を辞任するという発表を受け、次期総裁には高市早苗氏か小泉進次郎氏が有力視されています。メディアや世論の関心は「改革派の小泉か、保守色の強い高市か」という二択のように語られていますが、いずれにせよ日本の政治は憲法改正に向かう可能性が高いと考えざるを得ません。
高市早苗の危険性
高市氏は従来から改憲を強く訴えてきた政治家です。特に「緊急事態条項の創設」や「自衛隊の明記」など、安倍政権以来の改憲路線を一貫して支持しています。総裁に就任すれば、間違いなく憲法改正に向けた議論が加速し、国会での発議、国民投票へと進む可能性が現実味を帯びます。これは護憲派にとって最大の脅威であり、戦後日本の立憲主義の根幹を揺るがしかねません。
小泉進次郎は「安全牌」ではない
一方で「小泉なら大丈夫ではないか」と考える人もいるでしょう。しかし小泉氏はポピュリズム的な人気を武器に、党内外からの支持を集める一方で、憲法や安全保障の問題に対して明確な反対姿勢を示したことはありません。むしろ与党の一員として改憲の流れに乗る可能性が十分にあります。イメージ戦略に長けた彼が総裁になれば、むしろ国民の警戒心を和らげながら改憲への機運を高める「橋渡し役」となる危険すらあります。
日本政治の分岐点
石破氏の辞任をきっかけに、自民党は新たなリーダーを選ぶ局面に入りました。しかし、その先にあるのは「改憲か否か」の重大な分岐点です。高市か小泉かという人事の争点に矮小化されがちですが、本質はそこではありません。日本が憲法改正、特に緊急事態条項を含む危険な方向に進むのかどうか。私たちは冷静に注視し、声をあげ続ける必要があります。1
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