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「忖度」無しの報道 "なんか"日本の報道に違和感を感じている人へ ちょっとクセあり番組だけど フォローしたら良いことあるかも?

立花孝志に30万円賠償命令 田中正道と人権ジャーナリスト浅野健一が記者会見“日本にはメディア責任を取らせる機関が無い”


動画投稿サイト YouTube で虚偽の情報を流され名誉を毀損されたとして、生活困窮者の支援活動に取り組む団体代表の田中正道氏(68)が、「NHKから国民を守る党」(現・NHK党)党首の立花孝志氏(57)に損害賠償を求めた訴訟で、東京地方裁判所(足立堅太裁判長)は2025年5月26日、立花氏に対し30万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

田中氏は損害賠償300万円を求めて昨年2024年の8月8日に提訴していた。

2024年4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙において、他の団体に対する選挙妨害の疑いで、政治団体「つばさの党」代表・黒川敦彦氏(46)が逮捕・起訴された事件に関連し、2024年5月ごろに立花氏が投稿した動画の中で、黒川氏の行動の背後に田中氏の関与があったという発言をしていたことが分かった。

さらに立花氏は、同動画内で田中氏について「元暴力団員であり、過去に殺人をして服役していた」とする発言も行っていたとされる。
こうした発言により名誉を毀損されたとして、田中氏は2024年7月、東京地裁に立花氏を相手取り300万円の損害賠償を求める訴えを提起。

東京地方裁判所は、立花氏が動画内で述べた「田中氏が黒川氏の背後にいて関与した」とする発言について、「発言の核心部分が真実である、あるいは真実と信じるに足る相当な理由があったとは認められない」と判断。名誉毀損にあたる不法行為が成立すると結論づけた。

さらに、田中氏が過去に服役していたこと自体は争われなかったものの、立花氏が述べた「殺人罪で服役していた」との内容については、裁判所は「事実とは認められない」と指摘。これにより、名誉毀損およびプライバシー侵害に該当する不法行為が成立すると認定された。

一方で、田中氏がかつて、元暴力団だったという発言の箇所については、不法行為の成立が認められなかった。

〈田中氏「黒川氏の事件に一切関わっていない」〉

田中氏はこの日の判決後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いて「金額だけを考えると300万円が30万円と随分少ないと感じるが、私としては主張が裁判所に認められたことで、十分ではないが満足した判決だと認識している。」と述べた。

「立花の犯した名誉毀損は私が以前、ヤクザの社会にいたと言うことを世間に知らしめたこと。

もう1つの発言は、『つばさの党』が起こした選挙妨害、私は黒川敦彦とは親しかったが、この選挙妨害を田中が裏でやらせていたんだろうとユーチューブで発言し、私はそのことで、ほうぼうで言われた。その真偽を確かめる電話だけでも数え切れないくらいあった。」

と実際に受けた被害を明かした。

〈私が元暴力団員だからと、60万人のリスナーのいる動画で「つばさの党を影で操っている」だの、「殺人までしている」と根拠の無いことを言われて…〉

田中氏は、さらに
「父親が暴力団員で、生まれてからその環境にいたことから、過去に暴力団に関わっていたことは致し方無い真実である。私の友人知人には包み隠さず、『それでも良かったら私とお付き合い下さい』とやって来たんで、それが、真実だから、と立花被告が世間に知らしめたことについて『仕方が無い』という判決には、やや不満はありますが」と本音を述べた後で、

「『私が長いこと刑務所務めをしてきた』とかの発言は不法な行為だと認めてくれているので」と判決には納得の意を示した。

「このことで困っているのは、立花被告には60万人のフォロワーがいる。全国規模で私が黒川を操ってる主犯だ、みたいなことが広がって他のユーチューバーもこれを受けて言うものだからバンバン広がってしまった。社会活動をする上でものすごく困惑した。この場をお借りして、本当に私は関わっていなかったことをはっきりと申し上げておきたい。」と話した。

〈謝れば許してやると言ったが…白黒つけたいと言う割には真摯に向き合おうとせず〉

「私は8月8日に提訴したんですが、たまたま告訴状を持ってきた時に立花被告と出くわした。

『田中さん何しにこられたんですか』っていうから『あんたを提訴しにきたんだよ』というと『お茶でも飲みませんか』ということで東京地裁地下の喫茶店で2人でお茶を飲んだ。

その時立花被告に『今謝罪すれば勘弁してやるよ』と言った。すると立花被告は『私はこの裁判で裁判官が出した結論に一切文句は言いません。私が本当に悪いのか裁判で白黒つけたいんです。なんで、今は謝りません。』と突っぱねられたんで私も、意地になった。2回目の裁判の前に立花被告から『和解で解決したい』という旨の意見書も出ている。だが裁判を始めているので、和解には応じずここまでやって来た。」と田中氏はここまでの経緯を話した。そして、

「ならば真摯に立花被告が出廷してくるかと思いきや、今日までで6回、裁判が開かれ私は6回出廷したが、その間彼が出廷したのはたった一回。電話出廷したのが一回。計2回しか生の声を聞いていない。裁判には労力と時間が費やされるが、全く誠意が見られなかったのは残念だ。」と話した。

出廷できない理由が、インフルエンザにかかっただの、2025年3月14日、財務省前で暴漢に襲われた事件を引き合いに出し、危険を感じるので出歩けない、という理由で欠席し、
一方でユーチューブ動画は上げ、犬の散歩にも出歩くなどしていた立花氏。

「こういうことを平気でやる人間に対する、裁判だったと言うことも皆さんにわかって頂きたい。」

と田中氏は記者団に訴えかけた。

「兵庫県知事選では相当なことをやり、亡くなった方(竹内英明元兵庫県議)もいた。そんな、人としてどうなの?っていう相手が私のことを悪く吹聴している。」

「私だって、人に言えるほどいい人生を歩んで来たんじゃない。その代わり、私は20年以上も社会奉仕活動をしてきた。

私は人に自慢できるような人生を歩んでいなかったが、26年ほど前から志を変えて、これから先の人生は社会貢献できるようにとNPOを立ち上げて生活困窮者や母子家庭の支援を続けてきた。

現在つまらない人生をおくっているんだったら何を言われてもいい。でもこの20年間は、真摯に社会と向き合って、活動に専念しているのであるから、今の私に対して、立花被告が悪く言ってきたことは非常に憤慨している。」

「正直なところ、30万円の金で『田中さんごめんなさい』って言われたんじゃ、『冗談じゃないよ』と。彼が本当に反省しているのであれば60万人のフォロワーに『今回の田中さんに対する私のやった行為は失礼なことでした。ここは一つ申し訳なかった』って動画の1つでも出して世間に対して謝罪するくらいのことをしてほしい。」

そうするのであれば、私もこの一件は綺麗に水に流して良いと思っている旨を明かした。

〈ジャーナリスト浅野健一、激論「田中さんの裁判は立花さんという危険人物に対する警告だったのだ」〉

この記者会見にはジャーナリストの元同志社大教授、浅野健一氏(76)が同席。

浅野氏は雑誌『創』で社会派記者として執筆。

※『創』が創価学会を連想させたり、同学会の『潮』と混同されたりすることもあるが、創価学会とは無関係。ウィキペディアより。

2020年から喉頭がんで声帯を失う。フリージャーナリストとして、フジテレビの会見で電子声帯装置で質問を投げかけていた人物である。

浅野氏はフジテレビ会見で「フジテレビだけに責任を押し付けるのは問題」
「他のテレビ局の会見もオープンに出来ないのか、弁護士として記者クラブ問題をどう考えているのか」などと質問をしていた。

ジャーナリストの浅野健一氏は田中氏とともにこの裁判に寄り添って来たという。

「田中さんとこの裁判に寄り添って来ましたが、損害賠償額は低額ですけれども、日本では皆さんご存知のように5万円とか、10万円とかの判決の多い中、30万円という金額は今の相当かなという気がします。やっぱり選挙のことや、また黒川(敦彦)さんのことも絡んでいますし、公的な側面を鑑みて少し高い賠償金額にして欲しかったと言う思いはあります。田中さんの提訴は、(立花氏の)兵庫県庁の問題の起きる前の提訴だと言うことが非常に重要だと思います。

つまり、田中さんが裁判を起こし立花さんの問題を“警告”したわけですよね?

ユーチューブを使ったり、SNSを使って誹謗中傷、それによって3人目の人が自殺したり、ポスターに風俗店の嬢を入れたり、選挙を金儲けのためにやっていると明言するような候補者が出た場合にどうするかと言うことを地方の選挙管理委員会でも、今対策を練っている中で、いわゆる私は“立花氏問題”と言っているんですけど、そういう中での判決ということを、もう少し裁判官達は社会的に警告といいますか、影響を考えて突っ込んだ公職選挙法の問題を視野に入れた判決文を書いて欲しかったと。」

※2025年1月18日夜、元兵庫県議で百条委員の竹内英明氏(50)が姫路市の自宅で死亡しているのが見つかり、県警は自殺と処理。兵庫県知事のパワハラ問題を巡る自殺者はこれで3人目。SNS上では「黒幕」など根拠のない中傷が拡散し、妻も錯乱状態に陥るなど竹内氏の精神的負担が増大。立花氏は「逮捕予定」「私文書偽造容疑」などと主張したが、県警は全面否定した。

立花氏については
「立花さんは船橋市で市会議員に立候補し、私もNHKの受信料の問題は昔から取り上げていましたので、立花さんがNHKの受信料の問題で政治活動を始めたときは、なかなか面白いおっさんが出てきたなと思ったんですが、今日のような問題を起こしていることについて非常に残念です。」と残念そうにコメントした。

「森友問題で鴨池さん夫妻の支援をしたりして、私は個人的に立花さんと何度も会ったことがあるんです。

黒川さんについても、黒川さんが衆議員選山口4区で安倍晋三さんの対抗馬で選挙に出たときも現地で取材をしております。

田中さんも一緒に行ってるんですけど。そういう意味で今日の判決は非常に関心がありました。今後立花さんの問題をどうするかと言うとき日本にプレスカウンシルという報道用機関が無い問題を記者の皆さんに深刻に考えて貰いたいと思うんですね。」

〈日本にはプレスカウンシルが無い。言論の責任まで警察や司法に任せるのは民主主義として危険〉

浅野氏は言う。

「つまりテレビ、ラジオについてはBPOがあり言論の問題を取り上げることがあるんですけれども、雑誌媒体・新聞・通信社に関しては全く無いんですね。従ってSNSの人権侵害問題がでてくると警察が出てきたり、権力が使われるわけです。これは、本当は相応しくないです。田中さんの裁判も容易にできない。手間もかかるし弁護士の費用もかかる。そうではなくて世界の40ヶ国以上にある、お隣の韓国にも台湾にもある、世界の『本当の先進国』にあるメディア責任制度ですね、プレスカウンシル、それからプレスオンブズマン制度、そのような制度をぜひ作るように、報道界の皆さんには要望したいと思います。」
そして浅野氏は
「それからもう一点、兵庫県庁では、県庁のあるフロアーに(斎藤知事に辞職を求めて)学生達(3人)が上がり拡声器で、斎藤知事はやめろーと言ったのを3人逮捕されているんですよ。

こういう事件も起きてます。こういう意味において今日の判決と言うのは、きちんとメディアの皆さんが報道されることを望みます。以上です。」と兵庫県知事問題で生じた逮捕事件がメディアにあまり報道されないことで、敢えて付け加えた。

※2025年4月斎藤知事に辞職を求めて兵庫県庁に辞職を願いに入った学生3人らが建造物侵入罪で逮捕された。

これを受けて立花氏は田中氏に対しYouTube解禁後、謝罪をすると発信した。田中氏との仲直り動画の撮影も予定するということである。

〈なぜ立花孝志はあのように言い切ってしまったのか?〉

黒川氏の収支報告書に、田中氏の立ち上げた市民団体の名前が乗っているとし、この経緯に尾ひれがついたようだ。

つばさの党代表の黒川氏と田中氏は友人関係であり、つばさの党と共に政治運動や人道支援を行ってきた背景がある。

つばさの党は田中氏の市民団体を支援し、生活困窮者の救済を手助けをしており、また田中氏はつばさの党の支援団体が行っている創価学会などにおける嫌がらせに遭っている被害者の救済の手助けをするなどしてお互いに交流がある。


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